New Zealand Nature Blog

ニュージーランドでネイチャーガイドをしている女のブログです。

2021年~2023年の二年間の行動と心境の変化

前回の記事で書き出した今の大きな考え事の一つ。

❶海外永住権を取るか?

 

そもそもそんなに住む場所に拘ってはいないんですよ。

日本でも大学卒業した後は、長野、山梨、宮城、群馬と点々としていました。

日本からニュージーランドにワーホリビザを使って働きに出た時も、日本の同僚の人がいたおかげであまり海外に行くぞ〜!って感じにならなくて。

海外旅行や短期留学も学生の頃に行かせてもらったのも大きいですね。

 

ただ、永住権取得については全く考えていなかった!

「もしパートナーがいたら」それはありだと考えていたんだけど、悲しいかなそんなパートナーに会うこともなく・・

逆にNZに住んでいた二年間は、永住権を取るために頑張っている人を見るたびに、「大変そうだな〜、私はそんな苦しみを経験してまで永住権には拘りたくないな〜」

と思っていました。

だからNZの二年間、もうすぐ一年になるオーストラリアの生活はあくまでも、ワーホリの使える年齢のうちに多国籍の人と働く経験をしておこう!という意識でした。

 

けれど2年前に実母が難病を患い、たった二年間の間に一人で歩くこともままならないようになってしまいました。

だからこの二年間はいつも頭に母親のことがあり、常に「どうしよう」ということがあったのです。今もあります。

でももう嫌なんです!こんなに悩み続けるの。本当に苦しくて幸せじゃない。

悩んでても時間は進んで母親の病気は進行していく。

同じ時間を過ごしているのならウジウジするのではなくて、前に進みたいと思っています。

 

2年前から母を含めた私の人生をどうしていこうか悩み悩んでおりました。

そしていつできなくなるかわからないと思ってるから、意識的にやりたいことをやるために生活のリズムを高頻度で変えました。これが覚悟はしてたけど思っていたよりも疲れる笑

でもそんな中でも、人の出会いに恵まれて本当に充実した日々を過ごしています。

そして驚くほどに自分の価値観や心境も変化しています。

その心境の変化を、行動とともに書き出してみるとこうなりました。

 

2021年:

2月頃:発症したと思われる

5月:病名判明

6月~10月:どうしようか考えながらNZでウーフ・旅・仕事

11月:日本へ帰ることを決める

12月:日本へ帰国

 

2022年:

<<半年日本・半年海外を実験>>

12月~5月:自分のアイデンティがなくなる一番辛かった時。

短期の仕事をしながらリハビリサポート。

5月:オーストラリアのパースへ。

6月~10月:スキー場のロッジで働く

11月:ケアンズでマッサージジョブとレスキューダイバー取得

12月~1月:日本でリハビリサポート

 

2023年:

1月~2月:小笠原で鯨調査ボランティア

2月後半:オーストラリアに戻る。お馴染みのホテル業で働く。

3月後半:現在に至る。

 

いやー、こう書き出してみると濃密な日々。私的に・・。

こうして過ごしてみて分かったこと

 

2021年12月~5月

=NZ帰ってきてからすぐ=

①ゴミの多さにびっくり

②家の周りに自然が少ないことに絶望

③テレビがくそつまらない

④自分じゃない感があって仕方ない

⑤仕事が安定したら母をもっとサポートできるのでは。自然が大好きでそれを追い求めたいのにそうすることになんの意味があるのだろうと、自分のアイデンティティの喪失感。

 

2022年5月

=オーストラリアへ行く=

①海のことを知りたいんだ!

②アイランド文化に興味

③NZに近い

④約半年過ごしたからもういいだろう

 

2022年6~9月

=オーストラリア中=

①健康な体で働けてすごい幸せ!

②色んな国の旅好きたちと話せて刺激を受ける

③オーストラリアは住むところではないなって感じ。

 

2022年10月~11月

③1日1日を大切に過ごしてた

④自然が好きということが絞られたから、出会う人にすごい恵まれた。

⑤ダイビングガイドにそれほどフィットしなかった。自分の自信と経験のなさもあるだろう。

(でも登山と同じで、自分の用具を持ったらまた変わる気がする。それに手を出せてない)

⑥マッサージという自分の経験が他国で通じたことは嬉しかった。

ケアンズで多くの日本人と出会ったけど、NZのようにフィーリングの合う人がいなかった。

 

=日本一時帰国中=

-鯨調査前-

①自分の好きな生活と、母親の生活のギャップの大きさに戸惑いながら適応させていく。母親はとにかく電化製品を多く使い、ゴミは出ても便利な食べ物を使う。

②一人では生きていけないんだなと思い、前よりも結婚願望が強まる。

③母親のことで悩むの疲れたから、せめて自分のことでは悩みたくないので落ち着きたいという新しい気持ちがでてきた。

-鯨調査中-

①常に母親のことが頭にあってきつかった。

②小笠原でも同調圧力を感じてきつい。

③研究者なりたい・・でも長い年数を積み重ねないと無理だ・・という絶望感。

後からおもったことで、私は依存性が高い性分だから研究することが好きなのかもしれない。

そして動物保護にはあまり関心がないが、自分の憧れる未知なことを知ることにすごく興奮する。やらずにはいられない。

-鯨調査後-

①鯨のいる世界ができたことにより、その感覚を持てるなら牛久にいられるかもという新しい感覚

②自分がいくらそばにいてもお母さんの救われない思いを聞いて絶望感。

③そこから未来を生きていかなきゃねという新しい気持ち。

 

=オーストラリアへ戻る=

①一目惚れしたタスラの町へもう一度行きたい→海・静か・サーフィン・ダイビング

(②日本から距離を取る必要があった)

 

=オーストラリアへ戻った=

①真剣に親がいなくなった後、どこで暮らしていきたいかを考えた

ニュージーランドは国として好きだ。

③日本語で深いはなし、やりとりができるのは最高に嬉しいな。

④日本にいた方が結婚の確率が上がるのかなとか思うけど、多分変わらないんだろうな・・笑

あとは日本でいいなって思う人がいても、結局外国の思いを捨てられないんじゃないかな。

だったら、同じ時間を過ごすなら、自分が自分らしくいられる場所で過ごしたい。

⑤キャリアチェンジするなら今がラストチャンスなのかなー

⑥永住権にチャレンジするのも今がいいかなー

⑦海外の方が、野生動物調査に対してオープンで自分のやりたいことに近いことができそう。

⑧今の自分の関心のあるテーマは鯨・星・山。

ザトウクジラは調査を自分のできる範囲でボランティアでしながら世界の調査を追いたい。

星はガイドの仕事ができたら、人と共感して楽しめたら最高だが、調査を追うのは気合がいるな!

山はあくまで自分の趣味で遊びにいくところ。

・・・

 

いやーーー変化のある一年だったな。

頭の中の棚卸し

ウジウジするの大っ嫌い!

手に入れたいのはハッピーエンドじゃない、鍛え抜かれたハッピーマインドだ!

矢沢あいさんのご近所物語の大ファンです)

 

ここ2年は自分の記憶がないくらい常にもがき続けていおります。

 

具体的に今みえる悩みの種

①海外永住権を取るか?

②その場合、NZかカナダか?

③母親のサポートをどうするか?

 

そして全てにおいて"自分はどんな生活をしていきたいのか"。

①仕事は何をしていこうか

②どんな家に住もうか?

③誰と住もうか?

④自分のバックグラウンドについての理解

 

今思い浮かんでるのはこんな感じかな〜。

 

 

ニュージーランドのCOVID-19感染者状況(3月26日現在)

 

 2019年10月にニュージーランドの南島に仕事を目的に来た。

雄大な自然と飾らない穏やかな人々と共に現地の会社で働きながら5か月間を過ごしてきた。

しかしCOVID-19がその勢力をNZで広がりを見せると、私の周りを取り巻く状況も国の状況も急激に変化し始める。

特に影響が大きかったのが本日3月26日より始まったロックダウン(外出禁止)。

NZに住む者は最低4週間のあいだ必要最低限の買い物以外外へ出ることが許されない。

 

ロックダウンが開始されることが発表されたのはその2日前。

それまでは確実に感染者は増えているものの、私の住んでいる地域は田舎で住人が少なったことからどこかまだ他人事だった。

しかし自分の仕事がなくなり、まわりのキウイ(NZ人の愛称)の同僚が急いで家族の住む街に帰ったり、他国出身の友人が帰れなくなる様子を見ているともう他人事なんて言ってられないじゃないか。

 

現在、ニュージーランド全体がどのような状況なのか、またそれに対してどのような対策をとっているのかを知りたくなった。

その記録がニュージーランドに関わるみなさまと、同じ状況にある日本のみなさまへ何か役に立てばいい。

 

まずは感染状況から時系列で並べてみた。

今後政府の対策や私の身の回りで起きた状況について追記する予定。

 

この記事に掲載している内容はNZの行政機関(Ministry of Health)が発表している情報をもとにしている。URL:https://www.health.govt.nz/

 

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本日3月26日14:42現在

感染者:283人(前日比+73)

死者:0人

感染状況MAP

https://www.health.govt.nz/our-work/diseases-and-conditions/covid-19-novel-coronavirus/covid-19-current-cases

MINISTRY OF HORTEL /  Number of confirmed and probable cases of COVID-19 in New Zealand by DHB 9.30am, 26 March 2020
Map of cases - tabular data to follow.

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2月28日

NZで初の感染者が確認される。

イランから帰国した60代のオークランド在住者である。

 

感染者:1名

死者:0名

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3月4日

2人目の感染者が確認される。

イタリアからシンガポール経由で帰国した30代の女性である。

 

感染者:2名

死者:0名

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3月5日

3人目の感染者が確認される。

 

感染者:3名

死者:0名

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3月6日

4人目の感染者が確認される。

2件目の感染者のパートナーである。

 

感染者:4名

死者:0名

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3月7日

5人目の感染者が確認される。

3件目の感染者の家族である。

 

感染者:5名

死者:0名

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3月14日

6人目の感染者が確認される。

アメリカ合衆国を旅行して帰国したオークランド在住者である。

 

感染者:6名

死者:0名

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3月15日

新たに2名の感染者が確認される。

2名ともニュージーランドへ来た旅行者である。

1人目はオーストラリアのブリスベンからウェリントンへ。

2人目はデンマークからドーハ・オークランドクライストチャーチを経由してクイーンズタウンを旅行していた。

 

感染者:8名(前日比+2)

死者:0名

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3月17日

新たに4人の感染者が確認される。

アメリカ合衆国から帰国したウェリントン在住の家族2名、ドイツから帰国した男性1名その家族の高校生が1名。

 

感染者:12名(前日比+4)

死者:0名

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3月18日

新たに8人の感染者が確認される。

いずれも海外旅行者と考えられる。オークランド在住者4名、クライストチャーチ在住者1名、ワイカト地方在住者2名、インバーカーギル在住者1名。

 

感染者:20名(前日比+8)

死者:0名

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3月19日

新たに8名の感染者が確認される。

いずれも海外旅行者と考えられる。クイーンズタウン在住者1名、ダニーデン在住者1名、タラナキ在住者2名、ロトルア在住者1名。オークランド在住者2名、ノースランド在住者1名。

 

感染者:28名(前日比+8)

死者:0名

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3月20日

新たに11名の感染者が確認される。

5名はオークランド、2名はワイカト地方在住、2名はウェリントン在住、1名はカンタベリー地方在住、1名はホークスベイ在住。

 

感染者:39名(前日比+11)

死者:0名

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3月21日

新たに13名の感染者が確認される。

ウェリントン在住者4名、オークランド在住者3名、ワイカト地方在住者1名、タウポ在住者1名、マナワツ在住者2名、ネルソン在住者2名。

 

感染者:52名(前日比+13)

死者:0名

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3月22日

新たに14名の感染者が確認される。

オークランド在住者5名、ノースランド在住者1名、クライストチャーチ在住者1名、ニュープリマス在住者2名、ハミルトンを含むワイカト地方在住者3名、タウランガ在住者1名、ダニーデン在住者1名。

 

感染者:66名(前日比+14)

死者:0名

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3月23日

新たに36名の感染者が確認される。

確認された半数以上が海外旅行に関連しているケースであり、残りのほとんどはこれまでに確認されたケースと関わりがあった。

 

感染者:102名(前日比+36)

死者:0名

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3月24日

新たに53名の感染者が確認される。

確認され1/3が海外旅行に関連しているケースであり、残りのほとんどはこれまでに確認されたケースと関わりがあった。

 

感染者:155名(前日比+53)

死者:0名

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3月25日

新たに50名の感染者が確認される。

大多数が海外から帰国した人と同じ世帯にいるか、海外のイベントに参加しているなど、海外旅行と関連している。あるいは既に感染が確認されている人と密接な接触がある人である。

 

感染者:205名(前日比+50)

死者:0名

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現在に至る。